正しいシャンプーのやり方を解説 [ヘアケア]

正しいシャンプーのやり方頭皮と髪の洗い方

シャンプー前にはブラッシングする


・シャンプー前に、髪の毛をブラッシングしましょう。ブラッシングをすることで、頭皮や髪の毛についているホコリや汚れ、抜け毛を取り除くことができます。
(髪の毛には成長期、退行期というものがあり、1日に平均100本抜けます。)

あらかじめ髪のほつれ、絡まりも取っておくことで、洗髪中に髪が絡まるのを防ぐ効果もあります。
特にロングヘアになりますと髪は濡れると絡まりやすくなる性質をもっていますので、事前に小さな絡まりをほどいておく必要があるのです。

ブラッシングは頭皮に適度な刺激を与えるので、血行促進・育毛効果も期待できます。

アメリカWet社のクッションブラシブラシ/1800円 
「もつれ取り」に特化したブラシ。欧米のヘアサロンでは必須品の商品です。点と線でも販売してます。

シャンプー前のブラッシングは「クッションブラシ」がお勧めです。
髪の毛の絡まりを取りながら、ブラシ面のクッションで頭皮マッサージを行えます。




すすぎを入念にする


シャンプー剤をつける前には、お湯でしっかりと髪を洗い流します。
シャワーヘッドを頭皮に当てながら、片方の指でマッサージするようにすすぎ洗いをします。

毛先にもしっかりとお湯をため、髪についた汚れやスタイリング剤を洗い流しましょう。

髪についたホコリや汚れのほとんどは、お湯だけで落ちると言われています。すすぎは入念にしましょう。






お湯の温度はぬるま湯(38度前後)


お湯の温度は38~40℃くらいがベストです。

お湯の温度が高すぎると、頭皮や髪の乾燥を引き起こし、カラーの色持ちにも影響します。

頭皮が乾燥すると、フケを発生させたり、皮脂を過剰に分泌させたりします。

もちろん、サロンのシャンプーのお湯の温度もこの範囲です。
参考として、夏場は38度、春秋は39度、冬場は40度に設定にしています。
これが頭皮にとってベストな温度と言えるでしょう。





シャンプー剤は多すぎないようにする




シャンプー剤は適量を守って使用しましょう。

しっかりとすすいだつもりでも、シャンプー剤を洗い流しきれずに終わっている方も少なくないはずです。

シャンプーが多すぎると泡はたつのですが、反面もったり感が出てしまいシャンプー剤の
流し残りが起こりやすくなり、頭皮のトラブルの原因になります。

過剰にモコモコに泡がたっていなくても、ちゃんと頭皮は洗えています。

僕の体感として、実際は多めに使用している方が殆どだと思います。

なぜならば、今まで美容師の新人さんなんかにシャンプーを教える時にいつも驚くのが、シャンプーの使用量でした。2~3プッシュなんか当たり前。これでは多すぎます。

シャンプー剤の使う量が多ければ簡単に泡立つ=洗った気分になる。
よって、気が付かないうちに毎日の使用量も多くなっているということは良くあります。

お湯でのすすぎをしっかり行い、なるべく1プッシュ以内。ロング・多毛の人でも2プッシュ以内が適切な使用量だと言えます。







泡立ての仕方


まず使用するシャンプー剤の量の半分を手に取り、手のひらで空気と水を混ぜるように泡立てます。


まずは顔は下を向き、皮脂汚れの溜まりやすい後頭部~襟足に塗布。指の腹を使って空気を含ませるようにさらに泡を立てていきます。

そして残り半量を手に取り、頭頂部、両サイドに同様に塗布。空気を含ませるように泡立てを行います。

この時、シャンプーを手のひらで泡立てないで、そのまま頭皮や髪につけるのは、シャンプー剤のすすぎ残しを引き起こす可能性があるのでNGです。

しっかり泡ができたら、頭皮と髪を本格的に洗っていきます。







髪を洗うな頭皮を洗え


シャンプーで髪の毛自体をゴシゴシこすって洗うと、摩擦によってダメージするのでNGです。

髪についた汚れは、泡が髪を流れるだけでも落とせます。

シャンプー中は、爪を立てずに指の腹で頭皮をマッサージするような感覚で洗っていきましょう。

※当店販売のMY HONEY REMEDY使用のお客様は、ここで泡パックを2分間行ってください。全身使えますので、髪の毛に泡立てた泡で身体を洗ってもOKです。




すすぎはシッカリ行う


すすぎの時間は、シャンプーにかけた時間の倍は使ってください。

シャンプーのすすぎ残しは、フケや抜け毛などの頭皮トラブルをまねくことになってしまいます。

シャワーを上から当てるだけでは、髪の表面の泡だけが流れて、頭皮にお湯は届きません。指の腹を使い、頭皮全体をマッサージするように念入りにすすいでください。

特に流し残しやすい後頭部~襟足は念入りに。





トリートメント

地肌に付かないように気をつけながら、手のひらに薄く伸ばしたトリートメントを中間~毛先にのみ塗布します。
トリートメントは油分ですので地肌にベッタリ付くと、乾かした時のふんわり感がそこなわれる、頭皮トラブルの原因になる場合がございます。
※ただし地肌用トリートメントの場合を除く


量は少量で大丈夫です。多く付けたからといってトリートメント効果は上がりません。

2分間程、浸透させる為に時間を置きます。
この時にロングヘアの方はトリートメントの付いた部分の髪の毛をもみこむようにしていただくと効果的です。


その後、ぬめりが軽く残る程度にすすいで終了です。