日々の100 / 松浦弥太郎 [BOOKS]

まだまだご自宅で過ごすことが多くなるであろう今年の夏。
そんな時に皆様にお勧めしたいのがこの2冊の本である。



意外と思われる方もいるかもしれないが、僕は松浦弥太郎が大好きだ。著書も結構読んでいるし、東京に住んでいた頃は中目黒のCOW BOOKSにも随分と通った。
東京で美容師のスタイリストとしてバリバリ忙しく働いていた日々の中、自分と向き合う時間は今以上に大切なものだったし、そんな時に彼の書く温かな文章には随分と癒されたものだ。




2006年に彼が「暮らしの手帖」の編集長に就任し、世に提案した「丁寧な暮らし」がムーブメントになったのは記憶に新しいが、自粛生活の今こそ、その精神を大切にしたい。
この自粛期間に部屋を片付けて断捨離を行う方なんかも多いと思うが、物を減らして流行のミニマリストになるみたいな暮らしは僕は絶対に御免だ。

ミニマリストになる。流行のものを持つ。最先端の家電を持つ。など、そういったわかりやすい暮らし方などとは一線を画した、日々の暮らし方への明確な意思表示がこの2冊の本には宿っている。






家具、食品、カトラリー、書籍、家電、文房具、生活用品、洋服、小物たちなど、
松浦弥太郎氏の確かな審美眼で選ばれた、愛用品の数々。
それら全てがトレンドとは無縁のエヴァー・グリーンでエッセンシャルな輝きに満ちている。
それら一点一点、全てに素敵な出会いの物語が書かれており、読んでいるだけで温かな気持ちになる。


















この本から僕は何かの節目がある度に自分へのご褒美を選び買い求めている。



皆様も自粛期間、生活が豊かになる自分へのご褒美をこの本から探してみてはいかがだろうか。