Psychology -人に好かれる方法- [心理学]
意識している、していないにかかわらず、これから書く2つのテクニックを活用している人は、まず間違いなく人から好かれるという簡単な方法があります。
人間関係もうまくいきます。異性からもモテます。
人から好かれたいと思っている人は参考にしてみてください。
①単純接触効果
「会う回数が多い人を好きになる」という人間の基本的心理があります。
これを心理学では単純接触効果と言います。
名前のとおり、とても単純なこと。「好感度は、会う回数に比例する」ということです。
わかりやすい例でいうと、「通勤電車で毎日見かける人」。
赤の他人だけど、なんとなく気になってしまう人がいたりします。
「そういえば最近 あの人を見かけないな。引越したのかな・・」などなど。
単純接触効果によって、知らぬ間に親近感がわいてくるわけです。
他にも例えばドラッグストアやネットでお薬やシャンプーを買うときでも・・
TVのCMで繰り返し見た製品だったり、インスタなどSNSで話題になって何度も見たことがある製品だと、とりあえず手に取ってしまうと思います。
見たことも聞いたこともない製品などは、なかなか買えないと思います。
これも単純接触効果の結果です。
マーケティングの世界でも全く同じで、他だと選挙活動なんかも同じですね。街中にポスターが溢れたりも親近感アップの心理的効果を狙っているからです。
最近だと東京都知事選を前に小池さんはコロナ禍を利用してTVに出まくっていますけど、(今日だと「東京アラート」とか。笑)これも単純接触効果で選挙を意識した行動をしている結果です。上に立つ人間は群衆の動かし方を必ず知っています。
つまり単純接触効果とは、何度も見るうちに「いつの間にか気になっている。好きになっている」ということです。
ところが会社には、好きな人もいれば、そうでもない人もいたりします。
「毎日顔を合わせているのに、別に好きでも何でもない」という人も当然いると思います。なぜ、そんな差が生まれるのか?
その原因は「雑談の量」です。
単純接触効果でいちばん大切なのは、雑談の量です。
仕事などで必要な会話ではなく、どうでもいい話をいかに増やすかが、人に好かれる一番の秘訣です。
ですので、「例えば上司が他の人には優しいのに自分には冷たい気がする」
というのは、上司とのコミニケーション不足の可能性があります。
雑談が少ないと、周りの人からあまり好かれない。冷たく扱われやすい、といった傾向になりやすいと言えます。
周りの人から好かれるために一番大切なことは、とにかく雑談を増やすこと。
雑談という「どうでもいい話」が、人間関係においては「どうでもいい話ではない」というわけです。
しかしながら「雑談といっても何を話したらいいの?」という方もみえると思います。
それが2つ目の「フォローアップクエスチョン」です。
②フォローアップクエッション
「好かれる人は、どんな話をしてるのか?」
ハーバード大学が好かれる人・モテる人の「会話データ」を研究した結果、モテる人・好かれる人にはある共通点があったそうです。
その共通点とは、「質問が多い」。質問が多い人ほど相手から好かれる、ということが判ったのです。
ほかの研究でも、トップ営業マンや交渉のうまい人は、そうでない人より質問の量が約2倍にもなるそうです。
つまり、質問上手はコミュニケーション上手ということなのです。
とはいっても、「なんでもかんでも相手に質問すればいい」というわけではありません。
親しくも無いのにプライベートな質問をしたら逆に失礼ですからね。
では、どんな質問をすればいいのか?
それが、心理学で言う「フォローアップクエスチョン」という方法です。
異性と親しくなりたい時、小さな子供とコミニケーションを取りたい時、様々なシーンで使える方法です。
フォローアップクエッションとは、相手の話題について質問すること
OK パターン
a「日曜日何してたの?」
b「映画観に行った!」
a「へ~、映画観に行ってたんだ~。なんの映画観に行ったの?」
b「天気の子だよ!」
a「天気の子か~。どんな内容なの?」
b「それがね、聞いてよ。ある女の子が登場するんだけどね……」
このように、質問で相手の話題を盛り上げていく。
これがフォローアップクエスチョンの基本形です。
TVの司会者なんかは100%この方法で、というより、この方法でのみ会話をしています。
NGパターン
a「日曜日何してたの?」
b「映画観に行った!」
a「へ~、映画観に行ってたんだ~。楽しかった?」
b「楽しかった!」
a「良かったね!」
b「うん!」
a「……」
b「……」
(終了)
このような例はクローズド・クエスチョンと言って相手の答えを【はい/いいえ】に制限してしまう質問です。雑談を続けたい場合には望ましくない展開です。
自分の話題は不要。なるべく、相手の話に乗っかりがしゃべりたい事を気持ちよく自由に喋ってもらうことが大切です。
ですので、しゃべりが苦手な人でも、方法さえ慣れればすぐに出来るようになるはずです。
僕も美容師の世界に入ったばかりで技術の無かった若手の頃は、こうやって接客の中でお客様にいかにご負担なく自分を気に入っていただくか。そして人生の先輩である大人のお客様方の会話からいかに教えてもらい勉強させていただくか。など考えながら接客していたものです。
美容師は職人の仕事である以前に、人間を相手にする人商売です。売れっ子になる秘訣は言い出したら終わりがありませんが、技術や感性だけでは絶対に不可能です。
まとめ
人に好かれる最高の会話術は、単純接触効果とフォローアップクエスチョンの2つ。
- 単純接触効果は、とにかく雑談の量を増やすこと
- フォローアップクエスチョンは、質問で相手の話題を盛り上げていく
会社などでの人間関係を築く際や、好きな異性と仲良くなりたい時など参考にしてみてください。