徳島にある世界最先端の街


世界最先端の街が徳島に存在する。市内から車で約1時間。山々や畑・田園風景に囲まれた徳島県上勝町。人口1,600人に満たず、かつ高齢化率約50%と過疎化が進む四国一小さな町。
にもかかわらず、この町には世界中から年間およそ2600人の視察者が訪れる。


上勝町は2003年に国内初の「ゼロ・ウェイスト宣言」(ゴミを無くす)を発表し、今年2020年までにごみをゼロにする目標を掲げている。
この町にはかつてごみ回収車が走った歴史がなく、各自でごみを分別し、ごみステーションに運ぶなどの活動を行ってきた。分別項目は、なんと日本で最多の45項目に分かれており、その細かい分別によってリサイクル率は約80%を誇る。

このサスティナブル時代における世界最先端の活動を続ける徳島県上勝町に、「ゼロ・ウェイト宣言」に向けて今年の5月に誕生したホテル"HOTEL WHY"。
何と、ゴミ処理施設場と宿泊施設が一体化したホテルである。

















この街ではごみを減らすために生ごみは個人で堆肥化し、それ以外のごみは分別することでできるだけ多くリサイクルに転換した。住民たちは分別したごみを、各自でごみステーションまで運び、常駐するスタッフが住民のごみ分別を手伝う。




このホテルでは、宿泊中に出るごみを分別し、その行き先を知るウェイスト・セパレーション。客室で利用する石鹸のセルフ切り分け、サービスコーヒー豆の量り分けなどのゼロ・ウェイストアクション体験のほか、トレッキング、フィッシング、レイクカヤック、サバイバルゲームなど、上勝の自然の恵みを取り込んだフィールドアクティビティープログラムを提案している。


また、「くるくるショップ」と名づけられた循環型のお店が併設されており、
店内には例えば子どもが成長して着ることができなくなってしまった子供服や「持ち主にとっては不要になってしまったけれど、まだ使える物」が並ぶ。
この街では、このくるくるショップがあることで年間約15トンの物がごみにならず再利用されているという。








日本のリサイクル率は先進国の中でも非常に低い。




WHY do you buy it?
WHY do you throw it away?
なぜそれを買うのか?
なぜそれを捨てるのか?

WHY do you produce it?
WHY do you sell it?
なぜそれを作るのか ?
なぜそれを売るのか?


ホテルを頭上から撮影すると、コンセプトであるWHY(?)の形になっている素晴らしいデザインの建築。





























子供がもう少し大きくなったら、是非連れて行きたい。




https://why-kamikatsu.jp/