Toni Hamel 人間の弱さを表現する画家 (ART)
カナダのトロント郊外にあるオシャワで活動するアーティスト・画家・彫刻家。
花びらが落ちてしまった花を組みなおそうとするカップルや、夜空から星を摘む子供たち、濡れた絵の具が乾くのを文字通り(WET PAINT)見守る若い家族。彼女の繊細で優しい色合いの作品はストーリーテリングで現代における人々の心理的不安や人間の弱さを反映し解釈された作品として評価されている。
ハメルの風刺的な作品の多くは、このダイバーシティ化している現代において、未だ様々な理由などで社会的に受け入れられない人々について、人々が周囲の環境とどのような関係を持っているかを考察しながら作品の世界観に投影している。
また、彼女のインスタグラムでは作品と共に現代における政治や文化についてのコメンタリーを積極的に発信しているのも特徴だ。
オルタナティブな時代の今、『フェイクニュース』、そして自己中心的で表面的な文化がますます増えているこの時代にあって、私は自分が報道しなければならないことを発信し続けることの重要性を感じています。トニ・ハメル
Toni Hamel-略歴
1961年、イタリア生まれ、カナダ在住。
1983年、アカデミア・ディ・ベル・アルティのBFA(イタリア-レッチェ) (註)ハメルの作品は、ルビアム賞(1983年ミラノ)以降、他の多くの賞の受賞者。
1991年、シェリダン・カレッジ(コンピューターグラフィックス専攻)卒業
1997年、トロント大学のゴールデンキー国立名誉協会賞(スペシャリストプログラム-心理学)取得
ハメルは、多くの助成金の獲得や、カナダの他にグローバルに多くの賞を得ている。 また、作品は、カナダ、アメリカ、欧州等の公立ニュージアム、ギャラリーで展示された。