EYES OF IKEBANA (BOOK)
華道界、よりもむしろファッション界界隈で今まさに時の人。渡来徹さんの作品集を購入しました。
渡来さんの作品について一言で言うと、まさにアヴァンギャルド・生け花。
当然、賛否両論と言いますか様々な感想を持つ方がいますし、僕も好きな作品とそうじゃない作品もあります。でも、わかるところはあったりします。
渡来さんの生け方は、凄くモード的であり感覚的なんです。僕も少なからず花を生けますし、色彩についても勉強したことがあります。でも、実際に自分が生ける花だったり例えば毎日のファッションのスタイリングについても、そこは理論よりも感覚を絶対的に優先させます。
なぜならば補色や反対色なんかの理論がわかってしまうと、合う色合わない色、又は素材など、避けて組み立ててしまいがちです。でも、それだと何も面白くありませんし個性は出ません。
ファッションも生け花も同じですが、「繋ぎ」の物さえ使えば、基本的に合わない組み合わせは存在しないと思っています。
渡来さんの生け花は、色彩の理論にも道具の理論にも当てはまらない自由な新しい感覚(モード)を感じます。
サロンに置いてありますので、気になる方はご覧になってみてください!