FREE SOLO(MOVIE)
ロープや安全装置を使わず、素手で岩壁を登る“フリーソロ”。その第一人者として知られるアレックス・オノルドが、カリフォルニア・ヨセミテ国立公園にある970メートルの高さを誇る北米最大の岩壁「エル・キャピタン」に挑む様子を描いたドキュメンタリー作品。
彼を撮影するクルーたちの葛藤も含めてヒリヒリとした生の刺すような緊張感が終止画面から伝わってきて、アカデミー賞受賞も納得の作品でした。
安全装置がありませんから、当然ささいなミスで即死です。そんなやり方で垂直の山を登るなんて、もう常人には頭がおかしいとしか言いようがない世界です。
しかしながらクライミングは筋肉の使い方、細かいルートの選び方など実は感覚よりも非常に頭を使うスポーツ。ですから、彼は非常に頭が良い。
そんな頭の良い人が頭のおかしいスポーツに取り組み続けていることに興味が湧くし、刺激を受けます。
大自然の映像美も圧巻ですので、コロナ自粛していて刺激が欲しい方なんかはご覧になってみてはいかがでしょうか。