JUNK HEAD(MOVIE)



狂人の作品でした。映像製作の経験のない素人が独学で原案・脚本・撮影・編集・人形・セット・衣装・映像・音楽・声優を1人でこなし、7年間もかけて作り上げたのですから。

塚本晋也監督の「鉄男」や「電柱小僧の冒険」を初めて見た時に感じた映像クリエイターの初期衝動の爆発みたいな物をめっちゃ感じた。きっとこの監督も塚本監督のことが好きなはず。このパッションにクエイ兄弟やシュバンクマイエルを足したみたいな感じと言えば伝わるかな。なかなか面白かったです。





僕が20代前半だった頃、映画の自主制作ブームというか、ぴあのフィルムフェスティバルとかが盛り上がっていた時代で、その勢いに乗って僕も友達と短編のストップモーション映画作ったことありますけど、図書館で撮影機材を借りてたったの5分間の作品で3ヶ月もかかって二度とやるかと思いましたから。作った事ある人しかわからないだろうけど、ほんと、ストップモーション作品の製作って狂気でしかないです。


この作品もそうですけど、最近近所の桜橋イオンシネマが良い作品の上映を連発していて良い感じ。Mankとシカゴ7裁判も終わってしまう前に早く見にいかないと!