Interior Collection ④(インテリア)

 


古い物と新しい物の比率は半々になるように選んでいます。
これは年代的にアンティーク、まではいかないけれどヴィンテージ。でも100年近くは経っているかな。
実家に置いてあった、僕の祖祖母が小物入れなどに使っていた和箪笥を蘇らせて、天板を付けてカウンターにしています。カッコよくて気にいっています。





これもヴィンテージ。Pioneerの50年前くらいの物。昭和レトロと言いますか、この時代のオーディオは家具調になっている物が多く、しっかりと職人さんが木を使用して作っている重厚な物が多く、今見ても非常にカッコいいと思います。

しばらくサロンでも使っていて、当初はお客様にお好きなレコードを持参していただければカット中に実際に聴いていただけるといったサービスも行っていたのですが、故障してしまい今はしていません・・・。




これもヴィンテージ。50年前のアメリカのドクターキャビネット。
仕事道具の鋏入れにしています。名古屋のアンティークショップ、トロワプリュスで随分前に購入しました。








夏になるとお店の外に蚊取り線香置きとして登場するこの子。

これは実はかなり古いアンティーク。直しながら使っています。

昔、北アフリカのモロッコを旅していた時にマラケシュのアンティークショップで見つけて買ってきました。ラクダの骨を再構築した蝋燭立てで、実際に王族が部屋で使っていたものだそうです。



以下は色々あるアート作品から抜粋していくつか。


横尾忠則/戦場の昼食


カウンターの壁の作品は毎年変えるようにしています。一つ前は葛飾北斎のエロティックな春画を展示していたけれど、今は横尾さんの作品。額装はオリジナルで製作しています。




マグノリア/ Takashi Sawa

お店を移転する時に彼の作品を展示したくて、リクエストに答えて作ってくれたとても気にいっている立体作品。くずと糸で出来ている繊細な作品。澤くんありがとう!






左、チェコのヴィンテージ映画ポスター(日本の作品)。実はチェコの古い映画ポスターのデザインはめちゃくちゃ好きで、ちょっとしたコレクターもしています。

右の僕の絵は2016年にマッキーさんが描いてくれたスタイル画。マキさんいつもありがとうございます!




以下、僕の作った作品も何点か展示しています。


無題(2019年)

油絵。お手洗いの前に展示してある小型の作品。



scaling 1(2018年)

scaling(拡大縮小)と名づけて実験的に連作しているシリーズ。
原画は140cmのポストカードサイズ。だけど作品は拡大して1.8mの超巨大サイズにした。
こうすることによってノイズが発生して作品に意図しないディストーション(歪み)が出来て面白いことになる。ちなみにご希望のサイズで複製画の販売もしています。







scaling 2(2020年)

こちらは逆に縮小させた作品で、既製品の中で一番大きなキャンバスを使用して作ってみたので原画は幅が2m近くもありました。これを縮小させてA3サイズにしています。

額装もオリジナルで製作しました。原画を撮影したデータを竹の繊維で作られた厚手の『竹和紙』に高精密なジークレー印刷を施しており、黒塗り金縁の立体箱額(Box frame)に入れています。

立体額は奥行きがあり、絵が浮いているような印象を与えます。竹和紙は上品で和風の趣きがあり、耳付きです(絵の周りを裁断せず、自然な感じに仕上げています)。 
額縁の「墨」と「金」の組み合わせは、日本の伝統色でありながら、モダンで前衛的なインテリアにもなるかと思いデザインしました。

(*絵はA3サイズ(29.7x43cm)。額縁は約41×53×厚み3.2cm。 こちらも欲しい方は複製オーダー可能です)

ちなみに原画はお世話になっている名古屋のエクリさんの事務所に展示してもらっています。いつもありがとうございます。



ここのところ春からずっと忙しすぎて、気分が製作モードに入れていません。
新作も一応準備はしてあるので、気分がのってきたら展示します。(まだ額を作っていない)