料理とワインの合わせ方④おせちとワイン

 

(写真は我が家の毎年恒例、のざきさんのおせち)


ここまで和食とのマリアージュについて散々書いておきながらテーブルをひっくりかえす様な事を申し上げることになるかもしれませんが、和食全般は勿論のこと、特に華やかな「おせち」といったことになりますと、一番合うのはシャンパーニュであるということで異論は認めません。(勿論おせちには日本酒が合いますが、ワイン縛りで今回もお話します)


まずシャンパーニュのずば抜けて凄いところは、あらゆるマリアジの懸念が存在しないところです。

それこそ、②~③で僕が書いてきた和食全ては勿論、おせちでも、おでんでも、おにぎりでも、100円の煎餅でも、イワシの缶詰でも、フォワグラのパテでも、猪でも、牛でも豚でも、大福餅でも、駄菓子でも、ポテチでも、みかんゼリーでも、完璧にマリアージュします。

シャンパーニュは永遠で完全な独身者であり、この世の飲み物の中で最もエレガントなビッチであると言えるでしょう。

そんな華やかなお酒こそが我々を幸せな気分へと導くのではないでしょうか。1年の始まりのお正月なんてお祝いですから特に。・・・と、今まさにメゾン・テルモンの素晴らしいシャンパーニュを飲みながらこれを書いています。


TELMONT レゼルヴ・ブリュット/ 7200円(税込7920円)

エレガントな泡とともに漂う庭園の中を歩いているようなグリーンノート。そこにほのかなバニラの香り。口の中に焼いたフルーツが豊かに広がり、続いてスモモとほのかなスパイス、やがて砂糖漬けのトロピカルフルーツが現れ、切れの良いミネラルのフィニッシュへと向かう。




TELMONT レゼルヴ・ド・ラ・テール / 10000円(税込11000円)

スパイスの効いたアーモンド、スミレのようなフローラルさが花束のように口の中に広がり、まるで華やかな景色が目の前に広がっているようだ。そこから焼きスモモのような奥行きある味へと続く。 舌の上では砂糖漬けのレモンがアーモンドと絡み合い、調和していく。「成熟したフレッシュさ」の繊細な緊張感が、印象的なフィニッシュを形作る。






シャンパーニュがおせちに完璧に合うという話はしましたが、次におせちにお勧めするのがロゼワインです。

ロゼはイマイチ目立ちませんし飲まれない方も多いかもしれませんが、美味しい綺麗なロゼは非常に使い勝手が良い万能選手です。(冷蔵庫に1本あると重宝します。) 

シャンパン同様、どんなお料理にも合わせやすく、かつ最初から最後まで1本で通すことができます。
お肉なら白肉(鶏肉・豚肉) 食材もイクラやサーモン(鮭)など同じ色のもので合わせるとピンクの綺麗な色も相まって食卓が華やかになります。 

クリスマスにチキン、もちろん様々な食材が入ったおせち料理にも大変重宝します。 



グレネリー・ロゼ・ド・メイ (酸化防止剤無添加)/ 2100円(税込2320円)

まさにどんなお料理さえも邪魔しない、クリアで綺麗なロゼ。酸化防腐剤(亜硫酸塩)無添加、樽を使用しないステンレスタンク発酵。
フレッシュなラズベリー、ザクロ、ストロベリーの風味。
酸化防腐剤無添加ですので、開けたては若干発泡しておりまして、それがまた心地よいです。あらゆるお料理を下から支え、そして美味しくいたします!
和食だろうが中華だろうが洋食だろうが、重たい料理以外でしたらこれ1本で最初から最後までしっかりとマリアージュします!
価格もお手ごろなのでお勧めです。(我が家の食卓ではレギュラー入り選手です)



大変ありがたいことに、3本ともお正月に向けて売れております。在庫のあるタイミングが合う方は、お正月に是非お試しください!