好きなことを仕事にする

BARとセレクトショップをOPENしてから毎日がとても楽しい。

「楽しいことは疲れる」のはまさにその通りで最初は体力的に少々大変な状況ではあったけれど、それも慣れてきた。

今の時代、嫌いなことを努力して好きなふりをするよりも、好きなことをとことん好きになった方がいいに決まっている。

BARとセレクトショップをOPENして、これでまた2つ、自分の好きなことが仕事になった。というより、これでもう自分の好きなこと全てが仕事になったと言っても過言ではない。

そもそも私が何で美容師になったのか。聞かれた人には全員話している事だけど、私は幼少の頃から髪の毛に対してフェティシズムの傾向があった。それに加えて何かを作るのも想像するのも自分を表現するファッションも大好きだったので、小学生の頃から将来の夢は美容師になると決めていた。

大人になって美容師になって自分のサロンを持ち、何でも好きなった事は追求していかないと気が済まない性分なので、植物や花が好きになったのをキッカケに、今ではこれほどまで大きな庭園を造ってほぼ1人で管理するまでになった。

次に好きになったのがワイン。お酒は元々大好きだったけれど、ワインのクリエイティビティの面白さや色気が大好きになり、これも仕事にしようと思い酒販免許を取得したのが2年半前。勉強趣味を兼ねて直近の3年間で1000本近いワインを空けて飲んだ。

私は好きなことに関しては一切のメモなしで暗記できる特殊能力を持っているので、その全ての味と匂い、感想は完璧に記憶している。こちらも仕事になって、自宅と仕事場の隣にBAR FILMをOPENすることになった。だから私のBARでは、普通のオーセンティックBARではまず出さないような美味しいワインのバイザグラスが飲めたりする。

ライフスタイルのセレクトショップを作ろうと思ったのも、自分の普段の生活で必要な物が全く近くで手に入らないので、ならば作ってしまってお客様にもシェアできる場を作ろうと思ったからだ。

BARでの接客も、セレクトショップでの接客も本当に楽しい。どちらもビジネス先行で考えているのではなくて、本心で自分の好きな物だけをお客様にお勧めしているからだし、飲食においては即レスで笑顔で「美味しい」といった反応が日々返ってくる。こんなに生きていて嬉しいことが他にあるのだろうかとすら思う。

美容師もBARもショップ運営も私は天職だと思っている。


今朝も定休日だけど早朝に勝手に目が覚めて起きて庭仕事をしていた。

もしこの状況を自分で作れていなければ、「起きることが義務」になることも多かったと思う。

それは好きじゃないことも「仕事だから」という言葉で自分を誤魔化しているからだ。

好きじゃないけど、「仕事としてお金としてやっている。」そういうものから脱却されるとアラームよりも勝手に早く起きるようになる。

なぜなら楽しいからである。

先日も若いお客と話していたけれど、もしも「好きじゃないことをしなくちゃいけない」状況に私がいたとして、「そんな仕事やめちゃえば?」と彼にアドバイスしたとしてもなかなか響かないし「そうだよね」とは行かないと思う。

人々は嫌いな会社や仕事に対してであってもある種の共依存関係になっているからだ。

勇気を持ってその関係性を断ち切ってみると、意外にもあっさりしたもので、スッキリとするはずだ。

習慣やしがらみから抜けてみて、世間の評価なんてものを無視すると、本来の自分自身に初めて出会える。自分が表現したいことに気がついたりする。

それこそが自分の「好きなこと」探しの醍醐味だ。


今でなくてもいい、そして今からなのもしれない。

好きなことを仕事にしよう。





今日の1曲

SuperJazzClub - Cameras


昨晩ディッグっていて見つけた西アフリカ、ガーナのカッコいいバンド。