We must accept finite disappointment, but never lose infinite hope.
例の事件からやるせない気持が払拭出来ないでいる。
今年はこんな気持ちになることが多い。
その日も朝から予約は満席で当然スマホを見る時間もなく、昼過ぎに来店していただいたお客様からカット中に事件を口頭で聞き、私はあまりにも動揺して仕事が出来なくなり、手に持っていた櫛とハサミを床に落とした。
こんな気分になってしまった時に思い出す言葉がある。
"We must accept finite disappointment, but never lose infinite hope."
奇しくも同じく凶弾に倒れたキング牧師の言葉だ。訳すると、「私たちは限りある失望を受け入れなけらばならない、しかし無限に広がる希望を失ってならない。」
毎日真剣に生きて、そして寝て、また明日を迎えられる。それがとてもシンプルなことだけれど希望だからだ。人生も毎秒、毎分、そして毎日をやり続けることにある。
最初から生きる意味なんて分かっている人は誰もいない。
途中で明るい光りみたいなものが差し込んで気がつく。
それはやり続けた者のみに差し込む光りだ。
スタートしたばかりのBAR FILMも、いつか私たちにとってのそんな光になれたらと願っている。