鮨テキ in 神戸 鮨×プレミアムテキーラの新感覚ペアリング

先日、最高に楽しいペアリングイベントに誘っていただき参加してきました。

国内唯一のプレミアムテキーラBAR、東京・大井町Gatitoオーナーの伊藤裕香さんが主宰する「鮨テキ」。

今、最先端のアルコールペアリングイベントです。


鮨とテキーラの新感覚のペアリング “鮨テキ”に心酔!-VOGUE JAPAN-


鮨にはテキーラが新常識⁉ 清涼感で味覚をリセットする上、糖質は限りなくゼロ。-Pen online-





鮨にテキーラ???テキーラってあの罰ゲームみたいにショットで一気に飲むお酒でしょ???と思う人が殆どだと思いますが、全く違います。

日本で見かける一般的なテキーラは、メキシコ原産でアガベを原料にしつつ他の原料を混ぜても「テキーラ」と名乗れてしまいます。これが日本でよく見る安価なテキーラです。

一方、「プレミアムテキーラ」と呼ばれるお酒は、アガベ100%で作られている製品です。
「テキーラ」と「プレミアムテキーラ」では、全く違います。

ワインと同じと考えてもらえばわかりやすいかと思います。
プレミアムテキーラは、広いメキシコ国内に約300品種もあるアガベを原料に作られており、当然作り手であったり、テロワールであったり品種であったり、単一であったりブレンドであったりでも味わいは大きく異なります。さらに「熟成レベル」によっても深みが変わります。


このプレミアムテキーラ、日本では手に入りにくいこともあって(それでも50種類程度でしたらAmazonでも入手できます)、私も以前知人のメキシコ料理人の家に遊びに行ったときに飲んだ時以来の今回の体験でしたが、そのピュアな美味しさはとても記憶に残っていて、今回再び体験できて嬉しかったです。








飲み方は、山椒を効かせたテキーラカクテルに実山椒を効かせたヒラメの昆布締めをマリアジさせたり




アルコール度数15度になるように水割りしたり(実験を繰り返した結果、これが鮨に合わせるには最も最適な度数の飲み方みたいです)、それを燗にして香りを広がらせたりなど縦横無尽な展開で提供していただきました。

プレミアムテキーラと鮨をマリアジさせた感想としては、驚きなのですが日本酒よりも絶対に合う

お鮨の場合は間にガリを食べて口の中をリセットしたりしますが、
15度に調節されたテキーラは後味のクリアな清涼感が最大の特徴で、日本酒のような甘さもないので、まるでガリを食べた時のようなスッキリとした清涼感でお口がリセットできる。
酢飯との相性も抜群だと感じました。


香りや口に含んだ時の液体の主張は、ワインや日本酒のように様々な味わいはあれど、総じて同じ度数の日本酒・ワインと主張が比べて主張が穏やかで優しい。蒸留酒だからとても綺麗な味わい。これは熟成を経た物でも同じでした。
素材の味を生かすお鮨に寄り添う(しっかり下から支える)素晴らしいマリアジ体験でありました。

寿司屋で延々日本酒だと、糖質がありますし飲み疲れて私は苦手なのですが、プレミアムテキーラは清涼感があって何杯飲んでも飲み疲れない、むしろ飲めば飲む程覚醒してきて酔いが醒める(これ、本当です!)新体験でした。







並木屋さんのお鮨も素晴らしくて、失礼ながら町寿司のような内装からは想像も出来ない創作寿司が次々と登場します。

後半になるにつれて熟成度合が増したテキーラが登場するのですが、マリアジさせるお鮨も完璧な流れて変化していきました。
後半登場したこのしめ鯖は何と野菜のニラを使ったみぞれ酢が乗っていて、余韻が凄い。
このクセのある余韻が熟成させたテキーラとの相性が抜群でした。









新玉ねぎの巻物。メスカルに相性抜群!






貴重な機会にお誘いいただいたアーティストの千佳さん、ミカさん、ありがとうございました!また来月、今度はBAR FILMで遊びましょう。


この新しい食と酒の体験「鮨テキ」は是非我々の三重県でも開催したいと思いましたので、山田、早速動きます。

美食と美酒に狂いたいけれど田舎在住で満足できていない変態な皆様、お楽しみに。