富山旅行②(TRAVEL)

 


行きたかったリバーリトリート雅樂倶へ初宿泊。内藤廣さん設計、美しい神通峡沿いにあるホテル。
かなり気にいってしまい、図書室の選書も素晴らしくて出来れば大人だけでゆっくりまた来たいと思える素晴らしいホテルでした。




ラウンジで神通峡を眺めながらチェックイン。
若干オールインクルーシブ的な感じで滞在期間中ビールやソフトドリンク類は飲み放題です。部屋も良い感じでした。「影向」と名付けられたお部屋。


イサムノグチやコルビジェの寝椅子が置いてあります。




各部屋デザインが違うみたいなので、次は違う部屋にも行きたいな。



部屋着のデザインが良いのが高ポイント。リネンで着心地も◎
他にも選べる浴衣もあります。










お風呂は露天風呂付の温泉とスパの2か所。写真はスパの浴室。貸し切りでした。
サウナ入った後の冷水炭酸泉が良かったです!




湯上り牛乳サービス嬉しい。



館内はなかなかの広さで、良くも悪くも物凄いアート作品がいたるところに展示されています。「億単位」の価格の作品が普通に手が届く場所に置いてあったりします。
これらの作品を巡る「アートWALK」と言う子供向けのスタンプラリーに参加してみました。個人的には統一感を持たせるか見せ方をもう少し考えた方が良いのかなといった気はしますが、色々な意味で凄いです。笑










草間彌生の浮世絵シリーズ、こんなの作っていたんですね。


倉俣史朗さんのハウハイザムーンの後ろには、この作品制作時のイメージ原画まで!
(娘には座り心地悪いと不評)






お茶室もあります。



夜は子供用に花火まで頂けてホテルとしてのサービスも満点!




一番気にいったのが図書スペース。美術関係の選書が素晴らしかった。一晩中ここで過ごせます。子供用に絵本も豊富にあり、子連れにも良い宿かも。



朝食も充実。水が綺麗だから、土鍋で炊いたお米が物凄く美味しい。







朝食後は庭園を散歩したりして過ごすも、暑すぎてすぐに断念。景色はこんなに涼しそうなんですけどね・・。






2日目は今回の旅の目的、富山県美術館へ。



私が世界で一番好きなアーティスト。今回の展示も1人で春に東京で一度見ているのですが、小さな子供にも伝わりやすい作品が多かったこともあり、今回巡回するタイミングで娘たちを誘い富山まで連れてきたのでした。

私たち夫婦はお互い共通して幼少の頃より両親に熱心に様々な美術館に連れていってもらっていた経験があり、当時の経験が少なからず今の自分たちに影響を受けています。
2000年代までは「子供を美術館に連れて行くなんてとんでもない」という考えが日本の主流だった事を考えると、これは感謝でしかないです。



創造することは人間の根源的欲求です。特に子供に関して創造の豊かさ、美意識を伸ばせるかどうかは幼少期の体験が影響するのは間違いないと感じます。
ちょっと話が飛躍しますが、戦争の反対は「創造」であって、世界中の人々が創造的に生きることが出来ればそれは真の世界平和に繋がるはずです。
親には、子供同士で遊ばすのも良いですが、一人で思考して何かを感じる環境も(子供が嫌がらなければ)たくさん作ってあげてほしいと思います。
美術館や博物館なんかは最適な場所だと思いますし、そうでなくてもそこが例えば海や川であったりしても自分のペースで満足いくまで子供には感じて楽しんで欲しいと思います。