9月



過去からの学びが多い日々。高城さんの本やメルマガにも書いてあったけれど、地球を含む宇宙には人智を超えたサイクルがあって、古くから日本でも二十四節気・五節句などのほかに、「二百十日」と呼ばれる暦日があるそうです。 

「二百十日」は、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた雑節のひとつで、立春を起算日として210日目の9月1日頃は、昔から台風の多い日、もしくは風の強い日だと言われてきました。

阿蘇山で嵐に遭遇した夏目漱石の実体験に基づく小説『二百十日』や風の神様の子を描いた宮沢賢治『風の又三郎』は、どれも9月1日前後の出来事であり、そのため全国各地の神社で「風鎮祭」や富山の有名な「おわら風の盆」など、いまも毎年9月頭に風鎮めの祭りが催されています。
9月1日頃は風が強い時期だと同時に初穂の時期でもあるので、風害除けを願って行われていたのです。
私たち三重県では伊勢神宮の「風日祈祭」というものがあり、これは例外的に稲を植え始める旧暦4月(現在の5月中旬ごろ)に行われますが、五穀豊穣と9月の収穫時期の風鎮を同時に祈願されています。

また、大正12年9月1日に起きた関東大震災は、木造住宅が密集していた当時の東京に強風が吹き込んだため、火災が3日間続き、一般的に地震災害の第一死因となる圧死ではなく、焼死によって多くの人たちがお亡くなりになったそうです。

一方、気象には「特異日」というものもありまして、その理由は科学的には解明されていませんが、なぜかその日には特定の気象現象が起きやすくなる事実があります。
日本で大型台風が来襲しやすい特異日は、9月17日頃と26日頃だと言われおり、枕崎台風や伊勢湾台風など気象観測データが残る巨大台風が上陸した日も、この両日にあたります。

9月こそ気候の変化にもっとも注意しなければなりません。

台風や突然の雨模様が多い9月。地震国ではなくはずのモロッコでは、今月大地震が起きた。

大きな出来事が起き「特異月」とも言える9月。
歴史的考察から考えても何が起こるかわからない今月。
日々の準備と生活を考え直す1ヶ月のように思えてなりません。

アインシュタインにの相対性理論によると、過去現在未来は同時に存在していると解釈している。
つまり私たちは脳を「未来」にアクセスして先に決めてしまえば、日々の時間の使い方、頭の使い方、体の動かし方次第で明日からの人生は誰だって変えられる。

毎日、未来はデザイン出来る。私が髪型をデザインしたり、BARをデザインするのと同じように私は日々をデザインしながら、いい生活リズムを刻んでいきたいと思っている