江戸の遊び絵づくし 不思議でおもしろい浮世絵の世界



パラミタで開催中のこちら、キャッチ―なテーマながら展示内容は素晴らしかったです。
私も最近とある本物の浮世絵を購入しようと思っていて、関西の画廊に頼んで希望の作品を探してもらっているところでもあったので、とても楽しく鑑賞することが出来ました。

日本のアルチン・ボルトこと(私が勝手にそう呼んでいる)歌川国芳の作品も多数展示されていました。
若冲とかもそうかもしれませんけど、国芳の秀逸なところは「ポップとグロテスクの融合」だと思っています。






もちろん今回の展示では国芳の感性が存分に発揮された本当にヤバイ作品は展示されていませんでしたが、それでも例えば「裸体の人間の重なりで顔を作る」といったある意味グロテスクとも言える芸術表現を先駆者としてここまでポップに描いてきた国芳の存在は当時の「サブカルチャー」であったと思うし、私が好きな理由でもあります。これは現代に受け継がれる日本の漫画カルチャーに通じるセンスでもあります。




娘と行ってきたのですが、今回の展示はかなり楽しかったみたいで親子で相当楽しめました!
ただ、パラミタは子供の「話し声」や「騒音」に対する注意レベルが非常に高い美術館なので(普通に追い出されます、経験あり。)大人しく鑑賞できるお利口な子供さん限定かもしれませんが、親子での鑑賞もお薦めです!