商品の「陳列」について思うこと


 

初めての名古屋POP UPが終了。次に繋がる収穫と勉強を得る事の出来た、私的にはとても大きな意味あるイベントとなった。会場を提供していただいたécrit architectsさんには感謝しかございません。


こんなこと一般的な人は「ただあるのが当たり前すぎて」誰も気にしていないと思うけれど、「カッコよく商品を陳列する」ことには、私はとてもこだわりがある。

ただ商品を美しく陳列・展示するだけの職業だって存在する。「ディスプレイデザイナー」という仕事だ。

一流のデパートなどは各セクションに専属がついているので、常に美しく整えられている。

美しい陳列は魔法だ。それだけで商品の魅力がグッと増すし、空間が整う。

あの地元の某デパート経営が上手くいっていないのは、完全に「ディスプレイデザイナー」が不在だからだと思う。予算の都合で雇っていないと思うが、あの地下にあるカッコ悪い陳列のお菓子売り場を、美しい陳列を変えるだけで売上を増やすことは多分可能だ。






お金のない20代前半の頃から、「見るだけ」の為にラグジュアリーブランドのショップや、デパートによく通っていた。
買えなくても、美しい陳列、本物の商品の数々を見るとアドレナリンが出て興奮するからだ。特に伊勢丹新宿店は素晴らしい。


私はジャンルを横断して何でもそつなくこなすので器用貧乏に見られがちだが、人よりも少しだけインプットとアウトプットが上手いだけなんだと自分では思っている。










特に何も考えず現場入りして、即興でわずかな時間でどこまで美しく陳列できるかは、今回の自分の密かな課題であった。
どの順番に商品を置き、カラー配置をどうするか、感覚で勝負する。
結果、想定以上に時間はかかったものの、なかなか上手くできたと思う。

いつかやりたい仕事の一つが、デパートになんかあるアパレルのウィンド-ディスプレイのデザインだ。








このくらい広いお店が持てたらいいな・・・。

またパワーアップして来年もPOP UP開催していきます。お楽しみに。