時事ネタPICK UP 世間を騒がせる「不同意性交」について
2023年7月の適用開始後の昨今、「不同意性交罪」とNEWSで検索するだけで物凄い数の逮捕者がヒットしている。
既婚者や女性にとってはあまり関心がない人も多いと思う案件だが、
私はどう考えても「不同意性交罪」には制度的な大きな欠陥があると言わざるを得ないし、男性にとっては本当に生きにくい時代になったなと感じている。
SNSで知り合った女性に不同意性交疑い 逮捕の37歳男「同意はあった」 西宮署
例えば今、こちらの男性の逮捕報道も大きな話題になっているが、若者でもない判断能力のある30代の大人の男女がビジネスホテルに行き宿泊してセックスをしたのは「暗黙の同意があった」と考えて然程間違ってはいないと思うのだが、どうだろうか?
そのときの「暗黙の同意」がどの程度まで「本意」であったかを、あとから他人がその心情を正確にジャッジすることなど不可能である。
この制度の大きな問題は、この「同意」は後から簡単に覆すことが出来る点にある。
セックスした時は互いに「同意」だったかもしれないが、あとから何らかの理由によって両者の関係がこじれたり決裂してしまうことは男女関係では常にある。
たとえばセックスした相手の男性がその後付き合ってくれなかったり、彼氏だと思っていたけど、後から浮気相手であったりセフレだったり無職だったりして興ざめしてしまったことにより、今までのセックスが「レイプになりうる」可能性だってあるだろう。
つまり人によっては復讐心などで「その当時の気持ち」を後から変えるのは簡単なのである。
女性側はこの状況について「きちんと同意を取っておけばいい」、「信頼関係のない相手と行為をするからそうなる」などと言うが、「同意」や「信頼関係」は後から簡単に覆すことが出来るのが問題である。
例え同意書を用意して互いが一筆入れたとしても、「その時は怖くてそうするしかなかった」と女性が言えば簡単に覆る。
この日本の法律について、残念ながら男性側が防御できる方法は何もない。
私はこれから、現代の出会いの主流になっているマッチングアプリと恋愛市場が大きく変化すると考えている。
こういった事には真面目な男性(例えばスペックがやたら高い人や、高年収、スペックに関係なく女性経験が少ないウブな性格の人)程、女性との出会いに億劫になるし、交際を躊躇するようになる未来が見えている。
実際に近頃は社会的な地位の高い人程、女性とめっきり遊ばなくなっていると聞く。
当然、飲食業・デパートなどでの販売業・ホテル業は大きな打撃を受ける。
真面目な男性ほど、女性との交際がハイリスクになった結果、未婚率と少子化はさらに上昇するだろう。男女交際が減ればあらゆる経済がより悪化して私たちの生活は苦しくなる。
「一方的に女性側からしか見ていない」フェミニストだとかを国として過剰に進めてきた慣れ果て(私は多様性もフェミニストも間違ってはいないと思っているのを付け加えておく)が現在の日本だと思う。
さあどうする、日本の独身男性諸君。
男性である我々に出来る事は、「何もない。」