ウルフギャング・ステーキハウス (EAT)



昔から芸能人なんかが「青山シグネチャー店だけ肉が違う」だとか「VIP用の凄いワインリストが六本木店だけある」だとか様々な都市伝説が噂される高級ステーキハウスですが、その都市伝説は後述しますが全て本当だったりします。


私は、美味しい牛肉をお腹いっぱいになるまで食べる!スタミナを付ける!時に行きたくなるので、先日この異次元の暑さによる疲れを吹き飛ばす為に行ってきました!


USプライムの熟成肉は、Tボーンの最低発注サイズ”Steak for two”で900g。

サーロインとフィレ、両方が思う存分楽しめます。男性の沢山召し上がる方だとこの量でも1人でたいらげる方も多いそうです。

完食目指して攻略するコツとしては、1日3食食べる人でも、ディナーのこの1食だけにすることですね。(要するにペコペコ状態で行きましょう!)





この日の攻め方は、まずはバジルとミントのモヒートで乾杯。マリアージュに「ビバリーヒルズサラダ」をチョイス。相性抜群!!サラダが2倍は美味しくなりました。




初めて頼んでみた「蟹のハンバーグ」、めちゃ旨!!

タルタルをかけて頂きましたが、初めて食べる味でした。






ここに来た時しか開けない、ナパのプレミアムワイン。今回はケイマス・ヴィンヤーズ。

ここ、ウルフギャングのカリフォルニアワインのリストは間違いなく日本一。
カルト系も豊富で、お金さえ出せば、何とあのスクリーミング・イーグルも飲める!(80万円)





熟成Tボーン。表面はカリカリの熱々で運ばれてきます。眩しい!
味付けは、シンプルに塩胡椒のみで頂きます。



付け合わせにクリームスピッナッチはマスト。
これにお肉と一緒に食べる作戦で半分残しておいた「ビバリーヒルズサラダ」を一緒に頂き、爽やかな酸味もプラス。ん〜〜〜〜、美味しかった!



ちなみに冒頭の「都市伝説」の話ですが、青山シグネチャー店だけ肉が違うのは本当で、あか牛が使われていたりします。
六本木店だけ違うワインリストがあるのも本当で、10万円程度までのリストは全店舗共通しているのですが、例えば440万円するロマネコンティがリストインされていたりするのは六本木店だけです。
これは地域の属性で、富裕の社長さんが女の子を連れてといったシチュエーションが多いので数百万円のワインが必要だとのことです。

また、ソムリエールに聞いた六本木店での最近の面白い話はYZERRのguidanceがオーパスワンと共に熟成Tボーンを食べるシーンを、六本木店でロケが行われMVで使われたところ、若いヘッズたちが押し寄せていて全く同じシーンを作り写真に収めているそうです、日々。



「えぇと、ですね・・・私どもといたしましても、もちろんお店としては嬉しいのですが・・・こういった頼み方で若い方が無理をなさって20万円も出すのは・・・コストが見合っておりませんし・・・。えぇ。もっと安くて美味しいワインはいくらでもあるよと教えたいのですが・・・。」と、ソムリエールも困惑しながら話してくださいました。笑


各店舗の属性というのは面白くて、同じ料理を提供していても青山シグネチャーは小さなお子様連れのファミリーが意外と多かったり、丸の内店はお洒落な方や、スーツを着た大人のカップルが多かったり。こういう話は経営者としてもとても面白く感じます。


その他だと、最近福岡店にシーフードに強いシェフが就任したらしく、シーフードメニューが福岡店だけ違って美味しいみたいなので、これは行ってみたいなと思いました。

きっと、福岡店で頂くロブスターは最高でしょう!







ところで、何故私が丸の内店が好きなのか・・・。

それは、シャトー・ディケムがグラスで3850円って言う殆ど無料みたいな値段で提供しているからです。今回は2014年でした。

(※このワインは買うと15万円〜20万円程します。)

一体どういうシステムで実現できてるのか謎ですが、丸の内店が随分昔にヴィンテージを絞って買い占めたのかなと予想しています。

私が恍惚とした表情で喜んで飲んでいると、ソムリエールが「うふふ・・・お好きなだけお代わりなさってくださいね。」と勧めてくるので、これは危険です。笑


「耽美的」といった言葉は、ディケムの為に存在するのだと私は感じます。

いつまでも口中に残るエレガントで高貴な甘い余韻・・・。

何度飲んでも感動します。


世界一の貴腐ワインを頂きにワインLOVERは是非丸の内店へ。