お呼びでない

 久しぶりに海外渡航の為に長期休暇を取った。

今回は日本と並行して新しい拠点での活動を探る視察も兼ねているので、現地美容師や経営者の方々になるべく沢山会う段取りをしている大切な渡航だ。

場所は、2月がベストシーズンであるタイ王国。私自身とても気にいっている国のひとつで、アジアの候補地である。



娘にとっても初海外なので、物凄く楽しみにしていた・・・はずだった。

渡航2日前、学校から帰ってきた娘が喉の痛みと体調の悪化を訴えて、寝込みはじめる。

この時点ではまだ特に発熱もなかったので様子見ではあったのだが、念の為に私と娘&妻で生活フロアの隔離を行い、消毒液と加湿器で徹底的に除菌する。

その後、夜中に娘の体温が40度まで上昇。苦しそうな声と共に身体の強い痛みを訴えた。

嫌な予感が頭を過ぎる。


そう、インフルエンザである。


すぐさま妻が翌朝の病院の予約をネットで行い、同時に私の中で今回の旅の様々なケースでのリカバリープランを練りはじめる。

旅にトラブルは付き物だが、そこからのリカバリーをどれだけスムーズにそしてコストセーブしながら対応するのがプロの腕のみせどころである。


「なんで2日前にこんなことに・・・!」

と、恐らく以前の私なら陥っていた事態だが、今回は驚くほど冷静であった。

腸を整えてケトン体質になると、どんな時も思考がクリアで冷静にいれるのだと実感する。


全ての出来事には意味があり必然である。今回、私が呼ばれていなかったのか、娘が呼ばれていなかったのかは定かではないが、とにかく私たち家族はタイ王国に呼ばれていなかったのである。

もしくは、「働きすぎなので海外など行かずに今は休みなさい」といった私への提示なのかもしれないと、娘の風邪からは受け取った。

そう感じたら、行動は早い。

まず、各リザベーションのキャンセル規定を迅速にチェックする。

直前でのキャンセルは時間との戦いだ。

まだインフルエンザ検査前だが、キャンセル規定の発生しはじめているものからズバズバとキャンセルしていく。

幸い、ホテルだけはキャンセル料金が発生するまでの猶予があと12時間程度残っていたので、明朝の診断結果ギリギリまで待つことにする。


翌朝、A型インフルエンザの診断結果が出たとLINEに連絡が入ったと同時にホテルをキャンセル。


この時点での最短リカバリープランA🟰国内慰安旅行は、本日以降も母親並びに私に感染がうつらずに、かつ子供が最短で治った場合に発動する。


発症後5日、解熱後3日を経過した場合は外出できる規定目安を確認し、今週末まで美容室を開けることにスケジュールを変更。その旨をインスタのストーリーで告知。

するとインスタ見ましたとの連絡と共に一気に5件ほど予約が入る。皆様に感謝。


家族に感染が広がらない様に、私たちは消毒の徹底と漢方&サプリメントの摂取と隔離を続けます。


さてさて、リカバリープランAは、無事に実行されるのでしょうか?