フィゲラス、ダリ美術館への旅(スペイン旅シリーズ)
こちらもスペインに来たら絶対に行っておいた方が良い場所のひとつ。
ダリ美術館のあるカタルーニャ地方の街フィゲラスまでは、バルセロナから電車で2時間で到着。
ダリの世界観をそのままデザインに落とし込んだ世界に類を見ないユニークな建築は、まさに「夢の中の劇場」。
屋根にはダリがデザインした金色の卵が並んでいます。
駅前の様子
駅から美術館までは徒歩で行ける距離でしたので歩きました。
フィゲラスの街はコンパクトで素朴ながらも緑が多く、噴水もあり気持ちの良い場所でした!
旧市街にある広場
ここがあのサルバドール・ダリの故郷なんだと、大好きな彼に思いを馳せながら歩きました。
そして到着!
もともと劇場だった建物をダリ自身が改装したため、ステージのプロセニアム(舞台枠)や客席の跡が今も残り、芸術作品の一部として機能しています。
日本ではダリと言えば、溶け出した時計の絵などシュルレアリズムのイメージが強い作家ですが、カタルーニャの空の青さを優しく美しく描く作家でもありました。
彼のこういった一面があるのは知ってはいたのですが、本物が見れて感激しました!
日本では見れないので来た甲斐が本当にありました。
その作品数にも圧巻されながら、約2時間かけて鑑賞。
彼の芸術作品の中に入り込むことのできた至福の時間でした。
それにしても日本の美術館って、どうしてどこも一緒のホワイトキューブなんだろう?
何となく日本人の潔癖性みたいなものが美術館のデザインにも反映されている気がしてしまいます。
ランチは地元のローカル・タパス屋さんで、ビールとおつまみ。
地中海の良いところは、この青い空。
滞在中、雲を見ることは殆どありませんでした。
カラッとしていて、本当に気持ち良い!
スペイン旅連載最終回の次回は、世界文化遺産になっているフェルメンテーラ島について書きます。